山下農園について

山下農園は 和歌山県南部に位置する田辺市と梅の郷として有名なみなべ町の中間地点にあります。
 すぐ近辺には世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道にも指定された「熊野古道」、関西有数の海水浴場として知られる白良浜があり、まさに海と山に囲まれた自然豊かな土地柄です。

山下家の梅畑

山下農園は太平洋を見下ろす山の麓にあり、およそ3ha(ヘクタール)の梅畑には約1500本の梅の木が育っています。みかん畑も30a(アール)あり、南向けの畑は太陽の光を一身に受け大変甘いみかんが育ちます。

梅干しの歴史

 山下農園では曾祖父の代の頃から梅を栽培していました。その頃は皆だれ梅という品種の梅を栽培していました。それがおよそ30年位前、南高梅という高品質・高収量の梅が開発され、我が家の梅も南高梅が開発され、我が家の梅も南高梅中心の栽培に切りかわりました。

 収穫方法としては、昔は地面に直接約15年前から青いネットの上に落とすことにより、虫の被害を避け更にまとめて収穫できるようになり、梅作りの大規模化が始まりました。このネットによる収穫を機に梅を漬け込む槽も拡大し、梅干し場も天候に左右されることなく均等に干し上がるハウス中での梅干しへと変化していきました。

 こうして我が家のみならず紀南地方で梅作りがさかんになり、日本一の梅どころとして産地として定着していくようになりました。